日本製紙、ヤクルト本社、四国化工機の3社は、ヤクルト「乳酸菌ソイα」の容器(写真)で、「2013日本パッケージングコンテスト」の「飲料包装部門賞」、また「アジアスター2013コンテスト」の「アジアスター賞」を受賞し、さらに「ワールドスター2014コンテスト」では「ワールドスター賞」を受賞した。
「乳酸菌ソイα」の容器は、日本製紙『ノンアルミフジパック』システムのチルドタイプで、アルミ箔層の代わりにPET層を設けることで酸素バリア性を持たせて冷蔵流通を可能にすると同時に、牛乳パックと同じルートで回収できる、環境配慮型の紙容器。また、日本製紙とヤクルト本社が共同で開発した内容物被覆とストローの突き刺しやすさを両立させた「ストロー挿入孔」を備えているのも特徴。
日本製紙はこれまで、高度な液体充填技術を有する四国化工機と共同開発した、常温長期保存が可能な『フジパック』システムを販売してきたが、環境配慮の視点から同システムの多角化を図り、昨年5月にアルミ箔を使用しない『ノンアルミフジパック』システムとしてチルドタイプ(冷蔵流通)を発売。さらに今年3月には、常温保存(ロングライフ)タイプを発売し、伊藤園の「充実野菜」シリーズの一部商品に採用されている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/25号」より