非木材グリーン協会(門屋卓会長)はこのほど、第1回目となる「非木材グリーン協会アワード2014」の受賞者4名を決定し、表彰式を執り行った。
非木材協会アワードは、非木材紙のPRと一層の普及を図るための活動の一環として、2013年6月に協会内に設けられた宣伝企画委員会で検討を開始。14年2月に募集内容が発表され、作品募集が始まった。審査は9月に行われたが、応募作品は「いずれも奥深く、すばらしい出来栄えで意義ある内容。豊かな感性によって制作された」としている。
上位入賞者と作品は次の通り。
☆GOLD賞&審査員特別賞=福島梓氏(写真前列中央)。「竹取の宝」。素材は本文と表紙すべてに竹紙を使用。また表紙には異なったパターンの漆加工を施して、一点ものの豪華なデザイン本に仕上げている。
☆SILVER賞=渡邊厚氏「浮雲-Bagasse Cloud」。住宅の壁面に貼り付けるだけのリフォーム装飾品。グレートバガスやサトウキビバガスパルプなどを使い、表面の幾何学模様が特徴となっている。
☆BRONZE賞=田淵萬坊氏「おむすびライト」。紙を柔らかくもみほぐして端を結び、おむすび型にした。点灯すると透過光で文様が現れる。素材は竹紙、グレートバガス、サトウキビバガスパルプ。
☆協会賞=森島一徳氏「児童用椅子」。子どもたちがケガをしないよう、角を減らしテープ貼りも減らした。子どもたち自身で組み立てられる。素材はササックスグリーン、オイルパームなど。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/24号」より