三菱製紙は、紙類の印刷加工および紙製品の販売を行う子会社、オストリッチダイヤの全株式を、12月26日付で㈱ディーソル(旧社名:大和コンピューターサービス)に売却する。
1958年設立のオストリッチダイヤ社は、インクジェット用紙、フォーム用紙、PPC用紙などの印刷加工および紙製品販売を手掛け、安定経営を維持してきたが、リーマンショック以降は売上高の減少傾向が続き、抜本的な事業構造改革を検討していた。こうした中、同社の事業を取り込むことで事業領域の拡大を見込むディーソル社と交渉を続けてきた。ディーソル社は業容が順調に拡大し事業領域も広がっている。こうしたことから、今後はディーソル社の下、新規ビジネスの構築や新たな販路獲得でオストリッチダイヤ社の事業成長が見込めると判断し、株式譲渡を決めたもの。なおディーソル社は、株式取得後も従来通りオストリッチダイヤ社の現事業を継続していく方針。
<オストリッチダイヤの概要>
〔本社〕東京都狛江市
〔設立〕1958年5月
〔資本金〕2億5,000万円
〔売上高〕28億1,200万円(2014年3月末)
〔事業内容〕加工紙、紙印刷製品の製造販売
〔従業員〕56名(2014年3月末)
〔大株主〕三菱製紙販売、三菱製紙(三菱製紙グループ100%出資)
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/22号」より