モード学園とHAL(いずれも学校法人・専門学校)は、中国でステーショナリー製品を開発・販売している「国誉商業(上海)有限公司」(コクヨグループの1社)との産学連携プロジェクト「中国デザインノート表紙デザインコンペティション第2弾」を実施、学生による応募作の中から選ばれた作品(写真下)が、12月1日より中国全土で発売開始となった。
今年前半に行われた第1弾コンペでは、発売前の流通展示会で中国バイヤーから学生のデザインが高い評価を受けて多数の受注を得ており、こうした経緯から第2弾の実施が決まった。今回のコンペティションには、東京・大阪・名古屋のモード学園およびHALの計6校でグラフィックデザインを学ぶ学生が参加。学生達は、国誉商業(上海)からマーケティング戦略についてオリエンテーションを受け、中国の中・高生に向けて新鮮でオリジナリティのあるノートの表紙デザインを各自で開発した。国誉商業(上海)の現地マネージャーとスタッフによる審査の結果、約400の応募の中から発売作品が選ばれたが、作品の多くにキュートな動物のキャラクターが使われており、日本だけでなく中国でもキャラクター人気の高いことがうかがえた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/22号」より