関東製紙原料直納商工組合(=関東商組)はこのほど、東京都小平市で持ち去られた古紙を受け入れたD社に対し、適格事業所認定を半年間停止し、経過観察することを発表した。
関東商組によれば、D社は6月2日、小平市内の集積所で持ち去られた古紙(新聞・雑誌各1,000kg)を受け入れたことが判明。D社による持去り古紙の受入れが判明したのは今回が2回目。これを受けて関東商組は、再発原因を踏まえて防止策の徹底を図るようD社に申し入れ、「(今後、持去り古紙を取り扱った場合は)組合によるいかなる処分も受け入れる」ことなどを記した誓約書の遵守を、改めて求めた。
関東商組は古紙持去りの根絶のため、警告を無視して持去り古紙を繰り返し買い入れた事業者については、昨年から社名を公表している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/27号」より