日本製紙は、8月1~2日に行われた将棋の八大タイトルの一つ「王位戦」の第三局で、鹿児島県徳之島産のサンルージュ茶葉を使用した赤いお茶『日ノ茜(ひのあかね)』を初めて提供した。
サンルージュは、農研機構野菜茶業研究所(現 果樹茶業研究部門)が開発し、日本製紙の苗増殖技術を活用して育成した茶で、2011年に品種登録された。赤い新芽が特徴で、一般的に緑茶に含まれるカテキン(エピガロカテキンガレート)やフラボノール(ミリセチン3-ガラクトシド)といったポリフェノールに加えて、お茶では珍しいアントシアニン(デルフィニジン3-ガラクトシド)を含む。
『日ノ茜』は、鹿児島県徳之島で無農薬栽培されたサンルージュ茶葉を使用しており、「島と、人と、心を結び、美しく生きる、赤いお茶。」をコンセプトに、昨年から本格的に販売を開始している。ほろ苦い味と赤に変わるお茶の色を楽しむことができる。
『日ノ茜』:https://www.nipponpapergroup.com/hinoakane/
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/27号」より