三菱製紙は、創業約300年の白河だるま総本舗(㈲幸栄)と共同で、『白河だるま FSC認証』を開発した。だるま本体のモールド製造用原料にFSC森林認証古紙を、底板にFSC森林認証木材を使用しており、パルプモールド製のだるまとしては、日本初のFSC認証取得(三菱製紙調べ)。
三菱製紙は、「『白河だるま FSC認証』はSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取組みの一つ。この取組みを通じて、日本文化の継承、地域活性化の促進、地球環境の保全に貢献していく」としている。
また今回の商品化に合わせ、三菱製紙本社ギャラリーで企画展「だるま」を開催中(9月28日まで)。『白河だるま FSC認証』や、同じく白河だるま総本舗と共同開発した『ecoだるま』などを紹介し、実際に手に取って日本文化を感じてもらえる展示会にしている。『ecoだるま』は100%紙素材で作られただるまで、底板の部分に、従来使用されていた土粘土の代わりにプレスボード(高密度紙)を使用、お焚き上げの際に廃棄物として残っていた土粘土を削減できる。
■三菱製紙本社ギャラリー:東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア11階(9:00~17:30開館、土日祝休館)
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/24号」より