三菱製紙はこのほど、中国5位のEVバス(電気バス)用電池メーカー、北京国能電池科技股〓(イ+分)有限公司と、リチウムイオン電池用セパレータに関する技術協力に合意・調印した。
近年、EV車の航続距離伸長に伴い、車載用リチウムイオン電池の高容量化・大型化が進行しており、それに伴う電池の安全性確保が喫緊の課題となっている。 三菱製紙の不織布・無機粒子複合セパレータ『NanoBaseX』は、現在リチウムイオン電池に広く使用されているフィルム・無機粒子複合セパレータを大きく上回る耐熱性を有し、国内外の電池メーカーでその高い安全性が確認されている。
両社は、『NanoBaseX』を高性能リチウムイオン電池に適用することで、高容量かつ安全性・サイクル寿命に優れる車載用リチウムイオン電池の開発を目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/15号」より