大王製紙は、「地域ケア政策ネットワーク全国キャラバン・メイト連絡協議会事務局」が推進する「認知症サポーターキャラバン」事業に賛同し、10月から正式にパートナー企業となった(9月現在のサポーター企業は11社)。
高齢化の進展に伴い、認知症患者数は2012年の約462万人(65歳以上の約7人に1人)から、25年には約700万人(同約5人に1人)へ増加すると言われており、認知症でも安心して暮らせる社会形成は喫緊の課題となっている。
大人用紙おむつ『アテント』を製造販売する大王製紙では、認知症サポーターキャラバンのパートナー企業として、大人用紙おむつに関わる営業員や開発を中心とした社員約220名が認知症サポーターとなったほか、この10月から、看護・介護の資格を持つ「アテントチーフアドバイザー」がキャラバン・メイト(認知症サポーター養成の講師役)の資格を取り、代理店やグループ企業の社員を対象に約1万人の認知症サポーター養成を目指す。
認知症サポーターキャラバンは、2005年度に厚生労働省の提唱で開始され、現在は国家戦略「認知症施策推進総合戦略 (新オレンジプラン)」が進めている活動。認知症の人とその家族の応援者である認知症サポーターを、全国で約1,000万人(9月現在)養成している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/29号」より