大王製紙は、国内子会社からの配当方針の見直しに伴い、2022年3月に国内連結子会社15社から配当金として約500億円を受領する。
　大王製紙は12年度以降、子会社に対するガバナンス強化に取り組む中で、国内主要子会社の完全子会社化を進めてきた。その結果、子会社からの配当を効率的に還流する環境が整ったことから、子会社の配当方針を見直し、定期的な配当を求めていくこととしたもの。
　なお、配当金は22年3月期に営業外収益として計上することになるが、連結子会社からの配当金であるため連結業績へ与える影響はない。

「DBJ BCM格付」を取得
　大王製紙は、日本政策投資銀行（＝DBJ）の、防災や事業継続への取組みを評価する格付融資制度「DBJ BCM格付」において、はじめて格付を取得した。
　DBJ BCM（Business Continuity Management）格付融資は、防災および事業継続への取組みが優れた企業を評価・選定する「BCM格付」の手法を導入した世界で初めての融資メニュー。

ブルームバーグ男女平等指数に初選定
　大王製紙は、ジェンダーに関する情報開示と男女平等への取組みに優れた企業が選出されるブルームバーグ男女平等指数（＝GEI。Bloomberg Gender-Equality Index ）に初めて選定された。
　GEIは、企業の男女平等に対する取組みや、情報開示の姿勢、実績などを評価するためにブルームバーグ社が開発した指数。2022年は45の国・地域に本社を置く418社が選定されている。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future2/21号」より