1月1日に発生した能登半島地震では、北越コーポレーションや中越パルプ工業が一時操業を停止するなどの被害を受けた。一方で、紙パ企業による被災地支援も始まっている。以下に地震の影響や被災地支援など、地震関連の製紙各社の動きをまとめた。
■北越コーポレーション
新潟工場の操業を一時停止していたが、1月3日から生産を再開。その後ボイラー関連設備に一部不具合が発見されたため一旦停止し、1月6日の生産再開に向けて準備を進めている(1/4現在)。なお、人的被害や生産設備の大きな被害は確認されていない。また、長岡工場は操業を継続中。
■中越パルプ工業
高岡工場と二塚製造部の操業を停止して設備の被害状況を確認していたが、二塚製造部は1月4日に操業を再開、高岡工場についても1月6日から順次操業を再開する予定(1/5現在)。なお、人的被害は出ていない。
■王子ホールディングス
被災地支援として、日本赤十字社を通じて1,000万円を提供したほか、行政や自治体と連携しながら王子グループの製品を提供していく。
■大王製紙
行政や自治体と連携しながら、支援物資として大王製品を届ける対応を進めている。
■丸住製紙
被災地での救援活動、復興支援のため、支援物資を届ける対応を進めている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/29号」より