日本紙パルプ商事はこのほど、一般社団法人応用脳科学コンソーシアム(=CAN)が運営する「手書き価値研究会」に入会した。
「手書き価値研究会」の活動の目的は、“紙に手で書く価値”を脳科学の観点から探究し、手書きのよさを科学的に検証すること。CAN、日本紙パルプ商事のほか、東京大学大学院総合文化研究科酒井研究室(酒井邦嘉教授)、日本漢字能力検定協会、日本能率協会マネジメントセンター、パイロットコーポレーションが参加している。
日本紙パルプ商事は、「OVOL長期ビジョン2030」で「世界最強の紙流通企業グループ」になることをビジョンの一つに掲げており、その一環として、紙の価値普及に向けた研究会を発足することを、昨秋開催した「OVOL Bridges 2023 -The 2nd Paper Merchants Forum-」で表明している。
今後は、紙業界から「手書き価値研究会」に参加する唯一の企業として、紙に関わる知識・知見を提供すると同時に、手書き媒体としての紙の価値について、研究から得られる科学的な知見を社会に広め、紙の価値向上を目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/5号」より