日本洋紙板紙卸商業組合(=日紙商)は2月15日~17日の3日間、東京都内で第1回「紙・未来塾」冬季合宿を開催した。同塾は紙業界の基幹人財を育成することを目的に開講し、2023年8月の夏季合宿、同年11月のWEBセミナーによる講義と続き、今回が終講となる。
報道向けに初日の一部が公開され、「紙産業の可能性」と題して王子エフテックスから3人の講師を招き機能紙などの講義を受講(非公開)した後、休憩を挟み、「伸びる紙、残る紙、残したい紙」をテーマに、参加した塾生を6つにグルーピングして約1時間、主に機能紙を利用した提案を検討。各グループでは用意された2枚の模造紙に、提案内容や提案する製品を書き込み、グループワークの発表を行った(写真)。発表後は、王子エフテックスの講師による講評を受けた。
2日目以降は、人材育成会社のソダチクス/佐藤泰博・代表取締役が登壇し、「管理者としてのマインド研修」を行い、講義と実習を通して、管理職に必要とされるリーダーシップ、チームワーク、コミュニケーションを学んだ。最終日は引き続き佐藤氏が自己表現をテーマに、企業幹部にとって必要な表現力(話し方)の研修を行った。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/4号」より