王子製紙は、苫小牧工場のN-2号マシンを停止する。同機の主要生産品種は新聞用紙と印刷用紙で、生産能力は93,000t/年。
王子グループでは、低成長事業の生産体制を最適化する一方、成長事業には経営資本を積極投資するポートフォリオ転換を進めており、継続的に需要が減少している新聞・印刷用紙については、需要動向を踏まえて適宜、製造設備を停止してきた。今回、さらに苫小牧N-2号マシンの停止を決定したもので、これにより固定的コストの削減、生産効率の改善を進める。なお同機は、昨年10月に発生した火災により、現在すでに停止中で、同機の生産品は同工場内の他マシンへ生産移管済。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/11号」より