同社は10月1日から対北米顧客向けNパルプをトン当たり20ドル値下げを発表、リスト価格は970ドルとなる。10月1日からの公式な値下げ発表は世界でキャンフォー社が初めて。一方、アジア向け価格(中国含む)は据え置きの820から830ドルとし、欧州向けも動きはない。他の大手パルプメーカー(ARAUCO社とMERCER INTERNATIONAL)は先日中国向け価格は据え置きと発表。1社だけ中国向け20ドル値上げを発表したメーカーがある。キャンフォー社の北米市場向け価格値下げ発表は今後深刻な影響をもたらすと危惧され、20ドルの値下げ幅では満足しない買い手が多数いる模様。Lパルプ価格は供給量が多く、更に中国で新規能力が稼働し8月の在庫水準も高かった為、来月に極端に下がると見る向きも多い。今現在、Lパルプーカーは10月1日からの価格は発表していない。
9月24日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ