プリント配線板に主に使用される積層板原紙の2008年世界市場は約11万トンで、前年から7-8%減少している。積層板原紙は日本が開拓した市場で、日本メーカーが圧倒的に強かったが、中国や台湾メーカーが参入し日本メーカーのシェアが低下している。日本メーカーは現在王子製紙と日本製紙の2社[巴川製紙は1995年撤退]。販売先は日本国内ユーザーが海外生産シフトした結果約99%が海外向け。王子特殊紙:江別工場、2009年出荷量5600トン、99%が輸出、輸出先は韓国が約50%、中国・タイが約50%。日本製紙:旭川工場、2009年出荷量4100トン、95%が輸出、輸出先は韓国70%弱、マレーシア約15%、タイ約15%、中国約5%弱。
2010年11.10 ヤノ・レポートから抜粋
参考:1-9月累計輸出実績 電気絶縁紙(HS48043110 150g以下 4993トン、HS480451100 225g以上 2225トン)
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ