競合相手の玖龍製紙が収益の13%を高級品(ハイエンド品)に依存している中、国内第2位の理文製紙もハイエンド品扱いを計画中。来年には高級塗工板紙を生産し、3年以内に収益の4分の1はハイエンド品に依存し利益率の向上を図る。主要製品の段原紙は本年上半期約181万トン販売量予定だが、平均利益はトン当たり450元を下回っている状態。塗工板紙は段原紙に比べ利益率が20%程度高く、平均トン当たり650-700元。来年稼動予定の東莞洪梅の塗工板紙60万トンは化粧品箱やタバコ箱用で、幸先良ければ増産も視野に収益の4分の一が目標。将来は家庭紙(ティッシュ、ナプキン、紙おむつ)にも進出を計画している。中国国内の段原紙は毎年9%程度の伸びが予想され、同社は毎年2-3台機械を増設し3年以内に50%増産し総能力695万トンとする。
11月29日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ