経済発展及び人口増加に伴い、ベトナム紙需要は年々増加しており、需要量は2020年には350万トンと予想される。現在ベトナムには紙パルプメーカーが約300社あり、その約95%が中小メーカーで生産設備や技術は国際水準から10-20年遅れている。国内では主に印刷筆記用紙、家庭紙や低グレード包装紙を生産し、特殊紙や高級紙は圧倒的に輸入に依存している状態。毎年消費量は10.4%伸びており、需給ギャップは100万トン。パルプも国内需要の約38%を満たしているだけで残りは輸入に依存。今後需要の拡大に向け、ベトナム政府は製紙業発展のため刺激策、各種制限の撤廃、海外投資誘致や優遇策を講じている。中国製紙業界は約30年かけて高品質で廉価な製品作りの上で目覚ましい発展を遂げており、ベトナムにとって大いに手本となる。
12月16日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ