同社は世界最大のDP(溶解パルプ)メーカー(南ア・サイコ工場現行年産能力80万トン)で6ケ月以内に能力増の発表を行う模様。同社のパルプ業績は堅調に推移しており、増産によりDP生産における世界一の位置を更に不動のものにする目的。サイコ工場は南ア・クワズナタル州、ウムコマスに位置するが、新設備設置場所は未定。南ア以外のグループ企業の設置もあり得る。
Pulp & Paper International April 2011 から抜粋
DP:セルロース系化学繊維、フィルム、セロハン等の製造に使うパルプ。製紙用パルプに対する。パルプを一旦溶解し繊維や皮膜に加工するのでこの名があり、最大の用途はビスコースレーヨンの原料であることからかつてはレーヨンパルプと呼んだ。
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ