Pulp &Paper International 2012 1月号の掲題記事で、5社の名前を挙げている。①ブラジル エルドラド、②中国 山東博匯、③中国 恒安国際、④米国 International Paper、⑤フィンランド UPM。今回は③中国 恒安国際に関し: 中国国内は生活水準向上に伴い、ティッシュ需要が急速に伸びている。恒安国際(1985年創業)はティッシュ大手メーカーとして2012年精力的に拡大を計画中。2010年の生産能力合計は54万㌧。工場は3ケ所で濰坊、常徳と晋江。2012年1月に中国南西部重慶の新設工場で新マシンが稼働すると、同社の能力合計は60万㌧に達する。拡大計画はこれに留まらず、2012年中に新規5台(1台能力6万㌧)を上記3工場や重慶及び芜湖に設置する予定で、これで2012年末までに生産能力は90万㌧に到達する。 2012年の世界ティッシュランクは、12位から7位に上昇する見込み。 ティッシュ市場の競争は激化しており、最大の競争相手APP社は2013年にP&G社の抜いてランクを4位とすることは確実。他の中国勢2社、維達(スェーデンSCA社が20%弱株保有)とC&Sグループ(旧中順)の能力増加も確実。恒安国際:恒安集団の100%子会社、香港株式市場に上場。2010年RISI世界100社ランク中54位(前年は60位) Pulp &Paper International 2012 1月号から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ