豪州製紙メーカー、PAPYRUS社の会長はフィリピン・ダバオ市を訪問し、バナナ幹を利用した製紙事業の可能性を検討した。投資家も訪問し大手製紙メーカーの技術でバナナの豊富なダバオでクラフト紙一貫工場の設置による経済効果を公表している。ダバオ地区年間バナナ生産量は350万㌧で全国の生産量の40%を占めている。通常腐らせるか、有機肥料に加工されているバナナの幹を環境に優しく有効利用する技術は、バナナ・プランテーション事業主が苦慮しているバナナ幹の解決にもなり、この技術で幹の外側をパーティクルボードやパネルボードに、内側の芯の部分を家具用高級ベニヤに加工もできる。地元バナナプランテーション事業主や地元政府の支援や関心を得て、豪州パピルス社は豊富なバナナ幹を活用した製紙工場の設置を確信することになろう。 2月27日付け RISI及びダバオSUN STAR紙から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ