天津工場の塗工白板(裏ネズ)34号機年産能力55万㌧が稼働、商業販売を開始した。34号機は裏ネズ及びコートアイボリーの併抄機。目下抄出品を通常価格水準(㌧当たり人民元3900―5000)以下の人民元2600―3000で値引き販売している。中国裏ネズメーカーは主に南部や東部の省(広東、浙江、江蘇省)に集中しており、北部に位置する天津工場はシェアの拡大に寄与することになる。同社は現行広東省東莞工場及び江蘇省太倉工場合計で塗工白板(裏ネズ)能力約150万㌧を有する。競合相手の広東省建睴紙業(能力65万㌧)やAPP寧波57万㌧等大手メーカーは地理的ハンディから北部市場は興味が薄くナインドラゴン天津品とは競合する可能性は少ないが、従来から北部市場シェアが高かった浙江省富陽地区の中小メーカー合計300万㌧には脅威となる。 7月5日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ