世界で最大の売れ筋商品で年間販売数量推定2500万部を凌駕し、特殊用紙を必要とする書籍は聖書。インドを代表するコングロマリットの一つであるITC(旧称TheImperial Tobacco Company of India Limited)の製紙部門は、聖書用薄用紙生産では数少ない世界メーカーの一つ。(他の大手メーカーはフィンランドーテルバコスキーとフランス―アルジョウイギンス。)ITC社はコルカタ市近郊テゥリベニ工場で聖書用紙(携帯便利な軽量約28g)を生産しており、国内需要の90%を握るインド聖書協会向け唯一の供給メーカーとなっている。世界中の聖書出版社にも用紙を提供しており今後更なる拡大を計画している。インド聖書協会は本年に聖書220万部と新約聖書250万部の出版を計画しており、需要は2桁成長している。ITC:1910年設立、1974年に民営化。インド西ベンガル州コルカタに本社を置き、従来のタバコ以外、ホテル経営、食料品製造販売、製紙、農産物等を手掛けている。総売上金額は560百万円以上。 8月6日付け RISI 及び8月4日付け The Economice Times から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ