4月5日欧州委員会はペンギン出版社とランダムハウスの合併に対し、競争上実害がないとして「ゴー」サインを出した。新会社は米国ニューヨークに本社を置き、会社名は「ペンギンランダムハウス」となる。ランダムハウスはドイツ巨大メディアコングロマリット、ベルテルスマンの傘下で、ペンギン出版はロンドン本部のメディアコングロマリット、ベルソンの傘下。新会社の株式はベルテルスマン53%、ベルソンが47%所有する。全世界には英文大手出版社が上記2社含め6社あるが、今回の合併で「ペンギンランダムハウス」が最大となる。ランダムハウスは米国、カナダ、英国、豪州、ニュージーランド、インド及び南アの英文出版及びスペインとラテンアメリカ諸国のスペイン語出版業務が中心で、ペンギン出版は米国、欧州、豪州及びアジアの出版業務の他、ポルトガル語出版の45%をカバーしており、合併により、巨大な資金力をバックに書籍の品質向上、電子書籍市場への投資や新興市場へのシェア拡大を狙っている。
4月10日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ