2013年アラビア紙業展主催側の発表では、2012年中東地区の紙製品消費量は約2000万㌧で対前年の1800万㌧比11%増加した。世界全体の消費量は3.23億㌧。インターネット及びデジタル書籍、ペーパーレス化の進展で中東地区の新聞印刷筆記用紙の需要は年年減少しているが、湾岸地区の人口大幅増加や生活水準の向上によりティッシュ等家庭紙の市場が急速に成長し巨大化している。電子取引や物流の増加により付帯的に包装用材の需要が顕著に高まっている。中東地区の印刷筆記用紙製造機械は100%中国、インドネシア、インドからの輸入に依存しており、家庭紙等の生産も本格的に開始しているが、目下アラブ首長国連邦にメーカー5社あるが、需要の60%しか満たしていない状態。中東地区最大規模の2013年アラビア紙業展は9月24-26日アラブ首長国連邦ドバイ貿易センターで開催され、インド、中国、インドネシア、カナダ、ブラジル等世界22ケ国から130社強のメーカーが参加予定。
9月25日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ