中国商務部は米国、カナダ及びブラジルからのDPに対し暫定アンチダンピング関税賦
課を決定11月7日から発効となる。関税賦課は輸入輸入通関時に税関に保証金を預託
する形となり、国別の暫定関税:米国18.7%-29.8%、カナダ0.7%-50.9%、ブラジ
ル6.8%-49.4%。少なくとも海外DPメーカー11社が影響受ける模様。ここ数年来、北
米南米メーカーは木材原料コストの優位性を武器に中国に安値輸出攻勢をかけ、2011
年中国メーカーの下半期全国生産量実績は上半期より約12%減少、輸入数量の大幅増
と価格の下落により国内メーカーは生産停止や減産に追いやられ巨大な損失を出し多
大なる衝撃と影響を受けた。2012年の状況はさらに悪化をたどり生産停止や減産によ
り損失が拡大。2012年12月13日国内メーカー石硯紙業及び青山紙業が代表して商務部
にアンチダンピングの正式調査を申請、2013年2月6日商務部が正式に調査開始し2014
年2月6日が期限であったが、期限前に調査が終了し発効が前倒しとなった形。
11月6日付け RISI及び11月7日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ