2013年のアジアの印刷・筆記用紙市況は政界経済の停滞と供給過剰により、需要及び
メーカーの収益は低調であった。最新のRISIの調査結果によると、2011年が3.6%、
2012年が1.2%の伸びに対し、2013年は僅か0.8%(数量で37万トン)の伸びに留まっ
た。原因として、世界及び地方経済の低迷で、広告及び商業印刷分野が低調であった
ためである。更に電子媒体による広告への移行も一因。アジア最大の紙消費国である
中国と日本の影響が大で、特に日本は3%の減少。2014年は世界経済の回復基調にあ
り、需要も2013年より若干は改善するとみている。但し、日本と韓国は広告媒体が変
化しており、引き続き弱含みと予想される。
3月17日付RISIより抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ