8月ユーロ圏18ヶ国の季節要因調整後の失業率は11.5%と前月から横這いで推移したが、前年同月の12.0%からは微減となった。一方、EU28ヶ国の8月失業率は10.1%で、2012年2月以降では最低の失業率となったが、前月の10.2%、前年8月の10.8%からも低下する結果となった。8月、ユーロ圏18ヶ国の約1千8百33万人を含むEU28ヶ国の男女約2千4百64万人が失業している状態である。前月と比較するとEU28ヶ国の失業者は13万4千人減少、ユーロ圏18ヶ国でも13万7千人が減少となった。前年同月比ではEU28ヶ国では約1百75万人減、ユーロ圏18ヶ国では約83万4千人減となっており、ヨーロッパ全体としては雇用市場はやや上向いている。失業率の低い国はオーストリア4.7%とドイツが4.9%、一方高い国はギリシャの27.0%、スペインの24.4%であった。
【参考】
ユーロ圏18ヶ国:ベルギー、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、キプロス、ラトビア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、スロバキア、フィンランド
EU28ヶ国:上記18ヶ国+ブルガリア、チェコ、デンマーク、クロアチア、リトアニア、ハンガリー、ポーランド、スウェーデン、ルーマニア、イギリス
8月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ