Stora Enso社が進めていたドイツ北部に位置する同社Uetersen工場のオーストリア特殊紙メーカーBrigl&Bergmeister社への売却は、ドイツの連邦カルテル庁から指摘を受けた公正取引上の規制を理由に不成立に終わった。事実上、5月に既に両社は2ラインで年産24万トンの生産能力をもつ同工場の売買契約について調印に至ったと発表をしていた。同工場はラベル用特殊紙と軟包装材で全体の3分の2、コート紙で3分の1を生産している。7月中旬には、認証機関からの正式合意を得られるものと期待されたが、先週になって当局より売買に対する認可の差し止めが表明されたもの。Brigl&Bergmeister社は10月9日当該申告書を取り下げ、両社ともにこの売買契約を不成立として合意した。
10月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ