Sappi社はオーストリアのGraz近郊に位置するGratkorn工場11号機の改造を終了、コート紙年産66万5千トンの生産能力を有する同ラインでの再稼働を開始した。今回の改造目的は、米坪範囲の拡大がメインで当初115g~250gを115g~350gまで向上させた。改造はValmet社が担当し、ヘッドボックスの高性能化に加え、圧縮、乾燥工程の改造も実施した。同ラインは改造の為、10月20日に停機し、当初11月5日に再稼働の予定であったものの、いくつか技術系の追加工程が必要となった為、工期が数日伸びた。今週に入ってラインの試運転を開始、13日より正式稼働となった。
11月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ