ウクライナ西部に位置するZhydachiv社の紙パルプ工場で、従業員約300人が迫りくる工場閉鎖を懸念してストライキに突入している。2013年$164万の赤字決算となった同工場は9月後半から無期限の操業停止となっている。かつてはウクライナ唯一のパルプおよび新聞用紙のメーカーであった同社は、その後再生コンテナーボード、包材、段ボール原紙などへ生産を切り替えていた。同工場は年産合計16万トンの4機の製紙ラインと年産5万トンの板紙ラインを保有しているが、そのほとんどが数年にわたり連続した稼働状態にない。従業員は合計で約1,000人。同社オーナーは事業継承の為に投資家への工場売却を画策しているものの、現状興味を示しているグループはない。
11月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ