中国の10月パルプ輸入量は前月比でNBKPが減少、一方LBKPは増加し対照的な結果となった。中国税関当局の発表によれば、10月のNBKP輸入量は前月比11%急減して約54万1千トンへ、またLBKPは同9.5%急増して65万1千トンへ数字を伸ばした。当月はNBKPの落ち込みをLBKPの伸びで補完した形で、全体では同0.7%の微減で約155万トンとなった。NBKP輸入量下落の原因は、現状、大量の在庫を保有している中国の輸入業者、大手紙・板紙メーカーの在庫調整によるもの。またLBKPは、底値に近いとの憶測が広がった今夏7月8月の旺盛な需要に支えられた在庫減が影響している。
12月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ