ブラジルの古紙市場関係者によると、第4四半期の国内市場の古紙価格は引き続き下落傾向となっている。多くの売買の現場から報告されているのは、11月から12月への落ち込みもさることながら、10月から11月は顕著な状態で供給量が需要量を依然上回っていた模様。特にOCC価格は5月から値を下げ続けており、11月から12月にかけて10~20レアル/tの値下がりをみせている。同国では最も汎用性の高いOCC#11の価格は現在360~430レアル/t(約$140~165/t)で推移しており、この価格レベルは前年12月より25.5%低い状況。但し、更なる軟化傾向も2015年3月~4月頃には底を打つものと市場関係者は期待している。
12月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ