インドの製紙産業が同国への輸入紙急増に強い危機感を示している。輸入紙急増は2014年1月にASEAN諸国からの輸入紙に係るそれまでの関税2.5%が撤廃されたことによるもので、同国商務省によれば、昨年4月~11月の輸入取引額が前年同期比26.7%急増し$17億9千万となった。この傾向は既に以前からあった中国品流入の脅威に加えて、紙輸出国であるインドネシアとマレーシアからの紙輸入の加熱状態が主因となっている。業界関係者によれば、莫大な量の紙・板紙がインド国内市場への侵略を開始しており、過去3年で輸入紙の取引額は21%、数量で18%、急上昇をみせている。
1月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ