米国の製紙メーカー4社と全米鉄鋼労働組合は、このほど中国・インドネシア・ブラジル・ポルトガル・オーストラリアから不当に安い価格で輸入されている非塗工印刷用紙(平判)に対するアンチダンピング請願書および中国・インドネシアからの補助金付き輸入に対する相殺関税請願書を、同国商務省と国際貿易委員会へ提出したと公表した。製紙メーカー4社はDomter、Packaging Corporation、Finch Paper、P.H. Glatfelterで、今回対象とされる紙は全ての非塗工印刷用紙(平判)で、米坪範囲は40g~150g、GE白色度85以上となっている。提出された上記2つの請願書の示すところによれば、当該5ヶ国からの対象品目輸入は2011年~2013年の間に約44%増加しており、米国内の需要減退に反し輸入は増え続けているとしている。
1月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ