スペインのEcofibras Aranguren社は、同国Zalla Bizkaiaに位置する同社工場のティッシュ・ライン5号機をToscotec社の協力を得て大規模な改造工事を完了、このほど同ラインでの操業を開始した。同工場の前身はキンバリー・クラーク社の生産拠点であったもので、2012年にEcofibras社が買収し新たに同社保有の独立工場としたもの。今回の同5号機改造プロジェクトは生産能力増強と品質向上を目指し、現行の全幅巻き取り市場向けにバージン・パルプ品、脱墨パルプ品両方のティッシュを供給するという開発計画の一環である。今回の改造によって、省エネルギーおよび高品質化の実現に加え、設計スピードを分速1,370mから1,500mまで生産性を高めたが、将来的には更に1,800mまで向上させる見込み。
2月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ