チリ森林協会が発表した最新の統計によれば、2014年同国の紙パルプ産業から輸出された数量は前年比1.6%微増の522万トンであった。このうちパルプ輸出数量は同2.5%増加して467万トンとなったが、紙の輸出量は逆に同5.4%減少して約55万トンにとどまった。紙の数量減は、主に前年の約9万7千トンから約5万4千トンに同44%大幅減となった新聞用紙輸出の影響を大きく受けた。一方、板紙では同5.4%上向いて約33万トンとなった。2014年、チリ最大のパルプ輸出先は中国であった。中国は取引額で前年比13.2%急増の約$14億3千万のパルプをチリから輸入したが、内訳はラジアタ・パインが約$8億5千7百万、ユーカリパルプが約$2億3千万であった。同国最大のパルプ輸出企業はArauco社、次はCMPCであった。
3月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ