ロシア政府は、このほどWTO紛争解決機関(DSB)の会議上、ロシアが紙類・冷蔵庫・パームオイルに不当に過剰な輸入関税を賦課している事実に関して、EU側が強くWTOへ要望している紛争解決パネルの設立に対して正式に拒否権行使を表明した。EC貿易局によれば、今回のロシア政府の対応は想定内であるが、次回3月25日に開催されるDSBの席上でECは再度異議を唱える権利を有している。ロシア政府は2度目の要求に対して拒否権を発動することができない為、結果的に同パネルは設立されることになる。同パネルが設立された時点で、次のステップは当事者グループおよび(ないし)WTOが、実際の審判手続きを実行する3名を選出し、パネルを構成することになる。
3月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ