フランスの紙・板紙産業協会によれば、同国の2014年紙・板紙および衛生用品産業は、好調に推移した同国経済の一般的水準や紙・板紙メーカーの一部に支えられ一定の改善がみられた、としている。2014年の国内市場での紙・板紙消費量は890万トンでほぼ安定しており、前年比3.1%減、前々年比5.0%減であった。また紙・板紙の生産量では合計820万トンで前年比1.9%上向いた。ただ、状況は品種によってまちまちで、グラフィック紙では前年比7.5%減と大きく数字を落とし270万トンとなったものの、生産量は逆に1.0%増えた。また書籍用紙は引き続くデジタル化や活字離れの影響を受けたものの、コピー紙などオフィス用途の上質紙などは、この傾向による影響は最小限にとどまった。
3月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ