広東省南部に位置する東莞市は、同市にある板紙・ティッシュなど生産の57工場へ6月までの閉鎖を勧告した。これは同市が2014年9月に公表した公害抑制の条例に則ったもので、製紙工場57拠点を含む全104工場を永久に閉鎖させるという内容。同キャンペーンは、年産20万トン以下の板紙工場と年産5万トン以下のティッシュ工場を対象としている。同地方自治体は、本来2015年末までの工場閉鎖を示唆していたが、進捗の遅れもあり今年6月まで期限の先送りを決定した。当局は詳細の報告を控えているが、一連のこの閉鎖によって合計で年産300万トン分が減産される結果になるとみられている。
4月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ