ブラジル段ボール原紙協会が発表した3月の統計速報値によると、3月の段ボール・カートン、シート、関連商品の出荷量は前月比12.9%増、前年同月比でも1.25%増と回復に転じた。今年に入って、3月はブラジルの段ボール原紙業界ににとって最も活気のある結果で、現地の製紙メーカー、製函メーカー各社は一斉に値上げの意向を示している。PPI Latin Americaからの情報によれば、同国コンテナーボード、段ボール原紙供給者側はコスト改善と収益回復の為、6%~10%の価格修正のチャンスをうかがっている模様。今回の価格修正の目論みは、主に年明けからの国内インフレ率上昇に加え、人件費・燃料費の高騰、木材資源や化学品輸入に影響を与える為替変動による収益減に充当する意味合いが強い。
4月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ