最新の産業統計によれば、米国3月の工業生産高指数は、前月比0.1%の微増となった2月から0.6%の微減となった。2015年第1四半期の累計では年率1.0%減で、四半期ベースでは2009年第2四半期以来ののマイナスであった。第1四半期のマイナス要因は、石油・ガス分野での落ち込みに加え、製造業が前月比1.2%減少したことによるもの。一方、3月は製造業生産高が昨年の11月以来の上昇で同0.1%増とした。鉱工業では当月は前月比0.7%減、水道光熱分野は同5.9%減となった。当月の全体の工業生産高指数は2007年比105.2%の数字となっており、前年同月比でみれば2.0%増となっている。また、3月の工業分野の稼働率は78.4%を示し、この数字は1972年~2014年の長期推移の平均を1.7%ポイント下回っている。
4月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ