最新の米国雇用統計によれば、4月の非農業部門就業者数が22万3千人増加したが、全体の失業率は前月から変化なくほぼ横這いの5.4%であった。主に専門的な対事業所サービス、ヘルスケア、建設業など各部門の雇用が幅広い分野で伸びたものの、鉱業部門では引き続き雇用は減少した。全体では4月の失業率は前月から横這いの5.4%で、失業者数の合計は前月と同様の850万人。前年同月比では、0.8%ポイント減(110万人減)であった。成人労働者層では、4月のアジア系労働者の失業者が増え4.4%と目立った他は、成人男性の失業率は5.0%、成人女性の失業率は4.9%、10代の若年層は17.1%、白人は4.7%、黒人は9.6%、ヒスパニック系は6.9%であった。このうち、長期にわたって(27週以上)の失業者は大きな変化なく250万人で、失業者全体の29.0%を占めた。
5月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ