PPPC発表の最新統計によれば、4月の世界パルプ出荷量合計は前月の約415万トンから8.9%急減して約378万トンとなった。また、前年同月の約367万トンからは3.1%増と数字を伸ばした。内訳をみると、NBKPは前月の約196万トンから約191万トンへ微減となり、またLBKPも前月の約204万トンから当月の約175万トンへ大幅に下落した。一方、4月末の世界全体のパルプのメーカー在庫は、34日分(NBKP:30日分、LBKP:38日分)で前月末より2日分少なく、また前年の4月末からも同じく2日分低水準となった。やや低調な出荷に影響を受けた形で、パルプ業界の稼働率も91%と下降気味となっている。
5月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ