ノルウェーを本拠とするNorske Skog社は、2015年ドイツに位置する同社Walsum工場のキャッシュフローが毎月約1千万ノルウェー・クローネのマイナスを計上していることを明かした上で、グループのこれ以上の欠損を抑える為、同工場の操業停止を決めた。同工場は従業員291人、年産20万5千トンのLWCを生産していたが、昨今、回復が見込めないほどの経費構造に落ち込み、キャッシュフローの大幅な悪化を招いていたとしている。同社CEOによれば、ここ数年採算性の回復が達成できないながら、エネルギー面、原材料面、人員削減などでいくつかの改善プログラムを実行してきたが、根本的な解決には至らなかったとしている。
6月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ