カナダ・ケベック州政府の弁護士は、来週にもResolute Forest Products社の代表者と会い、現在パルプ材助成金の不足により年産33万トンの同社Baie-Comeau新聞用紙工場が廃業に追い込まれるといった論争の解決を試みる予定、と現地メディアが報じている。既に同工場の従業員250人は解雇通知を受けているという。Resolute社と森林企業2社は大臣と同社職員の合意が不調に終わった会議後、先月30万平方キロの森林での伐採を中止し、先週機材などを撤収した模様。ケベック州林野庁は、Resolute社に対して松食い虫駆除などへの補助900万カナダドルを含む助成金合計1千3百万カナダドル拠出を申し出ているものの、同社は依然250万カナダドルが不足していると主張している。仮に州政府が助成金を増やさない場合、Resolute社は同社Outardes製材工場を9月2週で、Baie-Comeau工場を9月18日で廃業するとしている。
7月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ