中南米のパルプ・メーカーや供給業者は、中国でのユーカリパルプ販売と市況価格が再度急速に立ち直ってくるであろうとの確信をもっている。主に中国地方市場でみられた不透明な交渉や複数の価格が混在した7月の停滞期を過ぎて、ブラジルの主要メーカーは、現在日照市で年産150万トンのLBKPラインが休転を余儀なくされている事態が今後のパルプ取引に新たなシナリオをもたらすであろうと述べている。既に伝えられている様に、日照市のAsia Symbol社のLBKPラインは水不足の為、7月23日より休転しており、生産の再開時期は干ばつの終息次第となっている。継続的な十分な降雨量が見込めない場合、水不足問題が解消されるのは早くても10月であろうと予測している。
8月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ