イタリアを本拠とするコート紙メーカーBurgo社は、このほど公表した年次報告書の決算報告で、2014年は減収となったにもかかわらず純損失をほぼ半分に縮小することに成功したとしている。情報によれば、同社は2013年の純損失1億4千8百万ユーロから2014年の同7千8百万ユーロまで大きく損失幅を縮小させたもの。ただし、収益では前年比5.6%減少して21億7千万ユーロに終わっている。この数字には、製紙事業で前年比6%減15億5千万ユーロ、エネルギー事業で前年比1.6%減の5億3千4百万ユーロが含まれている。2014年、同社の紙生産量は前年比4%減の220万トンで、パルプ生産量は横這いの40万6千トンとなり、欧州市場の塗工中質紙分野での同社シェアは14.4%、またコート紙分野では12.4%。
8月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ