ニュージーランドのWinstone Pulp社は、現在保守休転中のBCTMP工場で同品種の価格低迷に対抗する市況調整の為、更に休転を11月上旬まで延長すると決断した。同社関係者によればただし、BCTMP市場が回復してきた場合は、2015年後半には休転の繰り上げによってむしろ企業体質は強化されている状況もありうるとしている。もともと今回の休転は新たなベイラー・ラインの設置・稼働を目指して延長されていた。同社は同国Ohakuneに位置する工場で、BCTMPを年産20万トンの生産能力を有しており、独自栽培のラジアタ・パインを原材料としている。製品は広くアジア向けに輸出されている。
9月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ