ブラジルの大手紙パルプ・メーカーSuzano社は、同国北東部Bahia州に位置する同社Mucuri工場で深刻な水不足に直面していると本日公表した。同工場は晒ユーカリパルプ・ライン2機で、年産175万トンの生産能力を有している。水の供給不足から、同社は1号機の定期保守点検の為の休転を予定を早めて実施、現在稼働を止めている。同工場の年産能力のうち、約150万トンのパルプは市販用で、残りは同社の印刷・筆記用紙生産に回されている。同1号機は年産57万トンの生産能力を有しているが、当初11月16日~25日の保守点検休転を予定していた。同社関係者によれば、休転はいずれにせよ同じ四半期に実施されることになる為、生産量の変動はなく計画通りとしている。
10月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ